『きみに読む物語』
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きみに読む物語 スタンダード・エディション [DVD]
販売元:ハピネット |
こんなに“良い映画”って思える映画を観たのは久しぶり。
本当に良い映画。
原題は"The Notebook"なんだけど、日本版では『きみに読む物語』。
それは、アルツハイマー(認知障害)になった愛する女性に、男がノートに記された自分たちの愛の物語を読み聞かせるから。
女は、その男のことさえ思い出せない。
でも、男は繰り返しその物語を読み聞かせる。自分が愛した相手だということさえ気づいてくれない女に。ずっと。
この映画は、読み聞かせる男とそれを聞く女、それと、そのノートに記された二人の物語の回想、の二つが交差しながら進んでいく。
はっきり言ってしまえば、常に男=ノアが可哀想ではある。
上流階級の女=アリーと、材木屋のノア。ずっと女を愛し、奇跡を信じて読み聞かせ続ける男と、すっかり忘却し、「あなたは誰?」と毎日繰り返し尋ねる女。
でも、二人の愛は、そんなことさえ些細だと思わせてしまうものなのかも。
ノートに書かれた二人は美しくて、すごく強い。
「平凡な人生を歩んできた」と自称する一人の男が誇るのは、「一生をかけてただ一人の人を愛したこと」。
そう。男は、平凡な人生を歩んだと思う。女は結構紆余曲折したけど…笑
この映画の感動は、映像、ストーリー、演技、画面の切り替え、、そして、観る人が「永遠の愛」っていうテーマを肯定できてなければ味わえない。
私が一番感動したのは、若い二人よりむしろ、老いた二人。彼女を愛し続け、信じ続ける男。そして、その老いた男の心をゆさぶり、喜ばせ、絶望させる、それほどまでの愛。長い年月も、病気も、記憶を失うことでさえも、決してその愛が朽ちることはなかったという事実。
彼女もまた自分をずっと愛してくれているのだ、という気持ちがなければ男はここまで出来ないだろうし。
男はずっと自分を愛し続けてくれているのだ、という信頼が彼女の記憶をも連れ戻すのだろうし。
だから、「永遠の愛」が肯定できなければ、このストーリー自体を楽しむことはできないだろう。
私は、「ずっと二人で」と言いあい信じ続けた二人の朽ちることない愛こそがこの話の根源だと思う。
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