『日本人の起源』
![]() |
日本人の起源―古人骨からルーツを探る (講談社選書メチエ)
著者:中橋 孝博 |
昨日まで吉野に旅立ってたんですが、その道中に読破した本。
九州大学の先生が書いてるんだけど、“古人骨”っていう発掘とかで出土した古代の人の骨から日本人のルーツを探ろうっていう話。
柳田国男なんかは『海上の道』で、南の方からタカラガイ(←れっきとしたカイの種類w)を求めて日本に上陸した人が起源だ、って言ってたね。
あとは、アイヌ・琉球民族同起源説、とかね。大陸(中国、朝鮮半島とか)から渡来した人が、もともと住んでた人(ここではアイヌ・琉球民族のルーツとなる人)を両端に追いやって日本列島に定住した、っていう。
この本を読んでたら、古人骨からいろんなことがわかるんだなーって実感する。あと、こういう研究方法もあるのか!!とも。
上に書いた二つの説についても本文中で触れられてて、面白い説が出てた。あとコロボックル説も触れられてたね。読んでてすっごく面白かったww
私はもうここで生まれてここに生きてるからさ、自分の祖先ってか、ルーツについて深く考えたことはなかったんだけど。人類の起源とかは考えたことあるけどね…笑
古人骨から読み取れる情報とかを読んでて、“あぁ、日本人って面白いんだなー。以外に単純にはいかないんだ。”って思った。縄文から弥生に移ってく時の人口の異常な増加の謎とか、縄文人と弥生人の区別ってなんなんだ、とかね。
まぁ、それも吉野でデトックスされた結果?かな笑
思考できる余裕が生まれたねー。良かった。
いや、本当にね、吉野っていいところだったよ。桜でも紅葉でもない時期だったし、アジサイのシーズンからもちょっとずれてたんだけど。
でも。“行って良かった”って思えたよ。
私は今まで住んできた町がさ、歴史ってのよりは、発展とか消費とかそういったプラスでもありマイナスでもあるすっごく多様なものを吸収しつつ生きてきたような町ばっかりでね。
だから逆に。吉野の、どこにでも歴史があって、しかもあり過ぎてどこでもそれを表明してない町ってのにすごく衝撃を受けた。どこに行っても過去があるんだよね。。どこでも、私が知ってるくらいの歴史上の人が昔歩いてて、何かしてたりするわけだ。
しかも、南朝とかの歴史の血なまぐさいほどの重みを持ってるはずなのに、住んでる人はすごくゆったりしてる。
「なに見て来はったの?」
「そんなん見て何が面白いねや(笑)どこにでもあるやろ」
「もう遅いで。乗せてったるわ。あ、歩きはる?どっちにします?」
って。なんか普通なんだよね笑 別段、あれ見た方がいい、あっちにあれがある、とか言われなかった。。今思えばw
しかも何かしらチョイスさせてくれるんだよね笑 歩くか車に乗るか、もだし、お土産買ってても「あら、こっちのがええんやない?…いやまぁ、どっちでも一緒やけどな(笑)好きな方で。」って言われるww いったん「こっちにしとき!!」ってきておいて、最終的には好きな方で、ってなる。。面白いことに。
あとね、すっごく空気が綺麗。これは格別だった。どこでも、ふっと立ち止まって深呼吸したくなるww あとちょっと歩いたら山。吉野山にある街だからそりゃそうなんだけど笑、車なんか使わなくても歩けば行けるよってかんじで道があるんだよ。あと歩いた方が面白い。だっていたるところに目がいくからね。どこを見てても面白い。
創造力さえあれば、山道をずーっと歩いてるときも、“ここは西行法師が、藤原道長が、持統天皇が辿ったところなんだな”って思ったらどこでもテンションあがってくるし。
そうだね、吉野の魅力は、昔からずっと変わらない道があるってことかも。それも千年くらい変わらない道。
住むなら奈良がいいなぁ。
変わらない道があるところがいい。
そしたら私はどこでも楽しめるからね。そもそも山も谷も川も大好きだし。
吉野に行ったら、歩いて欲しい。歩いてこその魅力ってのも味わってほしい。あと浪漫もね笑
| 固定リンク | トラックバック (0)







最近のコメント